今日のおススメ!「ドメスティックな彼女」

あなたは愛の形を知っていますか?

ドメスティックな彼女とは

ドメスティックな彼女』は、流石景による『週刊少年マガジン』にて2014年〜2020年まで連載された漫画作品。

少年誌としては珍しく、淫行や不倫などの「不道徳」な要素がピックアップされていて、

さらにネグレクトや薬物依存、LGBTといった社会問題も含まれている。

主要キャラクターたちの複雑な恋愛事情によるシリアス展開に加え、

従来の少年漫画的なギャグコメディ要素を織り交ぜた作風が特徴な作品だ

物語

小説家志望の赤森高校2年藤井夏生は、英語教師である橘陽菜に思いを寄せていた。ある日、夏生は友人に誘われ参加した他校生女子との合コンで橘瑠衣と出会い、成り行きで肉体関係を持つ。

今後一切関わらないと言って瑠衣と別れた夏生だったが、その数日後、父の昭人の再婚が決定しており、

相手の女性にも夏生と同年代の連れ子がいるという。

藤井家に挨拶に訪れた再婚女性の橘都樹子が連れていたのはなんと陽菜と瑠衣だった。

義兄弟となる相手がかたや想い人、かたや初体験の相手という事情から当初は再婚に否定的だった夏生だが、

母を想う瑠衣の気持ちを知り再婚に賛成する。こうして2人と義理の兄弟になるという奇妙な生活が始まるのだった。

この漫画の見どころ

魅力的なヒロイン達が少年漫画らしく要所要所でお色気描写が当たり前のようにストレートにサラッと描かれているが、

葛藤や駆け引き、嫉妬…人間臭い色んな感情が沢山描かれているのに歯切れもメリハリも良い作品です。

主人公のナツオがスタート当初高校生というのもあり、体格や顔つきが少ずつ大人へと成長しているところも

細かく描かれており見どころの一つだろう

主人公が物語の中で経験した出来事を文芸という形で一人前の小説家へ成長していくのもこの作品の魅力の一つだろう

この漫画を勧めるきっかけ

この漫画を通して筆者が考えさせれれたのは結論から言うと「恋愛の定義は一つではない」という当たり前のことだった。

この作品は不倫などの「不道徳」部分や複雑な恋愛事情が多く描かれているからこそ、

人は恋、愛といった感情から逃れられず少なからず自分の立場からその感情と折り合いをつけて生きているのだと感じた。

そしてその立場から一線踏み越えた時それは不倫等の不貞と認知されてしまう。

今まで感じていた恋愛観を様々な角度からキャラクター達を見ていることで、

ただ結婚をし、子供を授かり暮らすことが正しい恋愛の形の定義になるわけではないと強く感じさせられたのがこの作品だった。

ぜひこの作品を読んで愛の形とは何か考えてみてほしい。

まとめ

累計発行部数は500万部のヒット作として深い恋愛模様とストーリーの素晴らしい作品だ。

普段と違うラブコメディが読みたい人はぜひ手に取ってみてほしい。

魅力的なキャラクター達があ複雑な恋愛事情によるシリアス展開を繰り広げてくれるだろう。

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