今日のオススメ！「その着せ替え人形は恋をする」

福田晋一による日本の青年漫画。『ヤングガンガン』（スクウェア・エニックス）にて2018年から連載中の大ヒット漫画

略称は「着せ恋」（きせこい）。2024年6月時点では単行本の累計部数は1100万部を突破している。

実家が雛人形店を経営し、雛人形の顔を制作する頭師（かしらし）という職業を営む祖父を持つ環境が影響し、雛人形制作が趣味となった男子高校生と、見た目はギャルだがコスプレ好きのオタク美少女がコスプレ衣装作りを介して親密になっていく様を描く恋愛ストーリー。

幼い頃から「雛人形の頭師」を目指す高校1年生・五条新菜は、男子ながら雛人形が好きという趣味のためか、

小学校からずっと友達がおらず、ひたすら雛人形と向き合う毎日を送っていた。

1学期のとある日、学校で雛人形用の衣装を作っていたところを同級生の喜多川海夢にそれを見られる。

かねてからコスプレ願望を抱きながらも、自分では衣装を上手に作ることができなかった海夢は、

新菜の裁縫に感銘を受けコスプレ衣装の制作を依頼する。

戸惑いながらも新菜は、海夢の熱意に絆されコスプレ衣装の製作に取り掛かる。

その帰り道の電車の中、新菜はイベントでの海夢について「奇麗だった」と呟く。

この言葉は新菜にとって特別な褒め言葉であり、彼の呟きを耳にした海夢は恋に落ちてしまうのだった。

絵がとにかく綺麗の一言に尽きる。
高い画力のまま描かれるキャラクター達や背景、コスプレ衣装どれをとってもまるで少女漫画のような綺麗さです。
また総じて女性キャラクターが可愛く、ストーリーに関しても意地悪な人が居なくて、

全員純粋で真っ直ぐな想いが溢れており終始平和に読んでいられる作品です。

青年漫画らしいコメディさと少女漫画のような胸キュンが良いバランスで描かれており、

常に次の話が読みたくなること間違いなし！！

私はこの作品において作品のクオリティの高さやストーリーがとても気に入っているのだが、

最も勧めたいのは主人公の1人「五条新菜」の成長だ。

彼はヒロイン「喜多川海夢」と出会うまで雛人形師の卵としてその道を突き詰めることしか頭になかったが、

彼女と出会いコスプレを通し多くの世界や人と触れ合うことで人間としても、

雛人形師の卵としても成長をしていくことになる。

その中で高校生らしいウブな恋愛感情がありヒロインに翻弄されながらも１歩ずつ着実に前に進んでいる姿は、

応援したくなるでしょう。またこの作品を通して「コスプレ」というものを知ることができたのも素晴らしかった。

衣装の作成、メイクの仕方、カメラの撮影方法など身の回りにあるもので如何に原作に近づけるかという、

技術と愛を要所要所に本作は解説してくれている。

私自身この作品がなければ偏見のあった見方をしていたかもしれない。

ぜひこの魅力的なキャラクターと普段知らなかった「コスプレ」という世界をこの作品を通して見て頂けたらとても嬉しい。

「五条新菜」と「喜多川海夢」の繰り広げるウブで純粋な2人のコスプレ恋愛ストーリー

あなたも魅了されること間違いなし！

またアニメも2022年1月9日 – 3月27日まで放送していたので各動画配信サイトから見て見ることもお勧めしている。

ぜひ手に取ってみてはいかがだろうか？

アニメ動画リンク：https://amzn.to/4ehiMwn